掃除をしていたらこのゴミ、埃何から出てきてるんだろっていうのはあると思います。
それを、住宅の何かだったりするのではと考える場合は新築当初だとあるかもしれませんね。
今回は引き渡して2年後に白い粉が出て1.最近、白い粉が毎朝凄い亮きたとかなり細かいお客様からのお話です。
1.最近、白い粉が毎朝、凄い量が出てくる。
引き渡して2年が経ったオーナー様から連絡があり見に来てほしいとの事でした。
訪問させてもらうと、ジップロックに入った白く、乳白色の様な粉を見せられました。
“ここ最近、箒で家の中を掃いたら、この粉が出てきました。それで、掃除機ではなく毎朝箒で掃いたら毎朝出てきます。”
“この白い粉と一生付き合うのは嫌なので直してください”
オーナー様は建物から出ていると確信していました。
私も初めての事だったのでフロアーから出てるように見えないですし、一度クロスから粉が落ちてくるというリコール商品があったので該当しないか調べてきますと話しました。
2.クロス業者も困惑
後日クロス施工業者に説明して、粉を渡してみました。すると、クロス自体はリコール商品ではないですがジップロックの粉が正しいのかわからないので一度現地に行かせてほしいとの事でした。
業者にしたら本当に床に落ちたものを採取した物なのか分からないものをお金、人件費をかけて調べませんよね。
3.フロアーを撫でたら付くが、クロスを撫でても付かない。
オーナー様に時間を貰って改めてクロスメーカーと訪問いたしました。
改めて採取し、貼っているクロスを撫でたり、フロアーを撫でたりしていました。
クロス業者からはもしリコール商品なら撫でたら粉が付きますがつかない、フロアーは撫でたら付きますが、巾木やテーブルには付いてない。おそらくクロスではないですが調べてみますと話終わりました。
4.クロス片ではない
クロス業者から回答があり、クロスではないとの事でした。
その白い粉の拡大写真が送られてきました。成分表はもらえず、拡大写真でもわかるくらい違うとの事でした。
化学物質とは明らかに違うようでした。
その際に、おそらく皮膚と思いますよと言われました。
オーナー様は今言っても信じないだろうなぁと感じ、次はフロアー業者に話してみました。
5.フロアー業者と訪問
フロアー・建具製造業者と訪問しました。
ワックス片なのか建具のコーティング片なのか色々見ていかれていきました。
業者は社内で調べてみてお伝えしますと言い終わりました。
その後、2ヶ月近く連絡がなくかなり待たされました。
オーナー様からも連絡が来てせかされました。
6.フロアーでもない
結局、フロアーの可能性はかなり低くとの回答でした。
製造業者からの返答はメールによるもので報告書の様なものではありませんでした。
オーナー様に報告の際に内容をお見せしてお伝えしましたが、
納得せずどちらも白い粉の成分表を出してきていないおかしい、何か隠しているのでは?との事でした。
私からはこれ以上は出来ないですし、業者も違うという以上、成分を第三者機関にお金を出して調べることはしないと考えます。
もし、隠して後で分かれば裁判などになると大変なことになるので隠すことはしないです。
7.第三者機関に調べてもらう
それでも、オーナー様はおかしいというので、
費用は負担してもらいますが成分を第三者機関に調べてもらう事は出来ます。
もし、メーカーの成分だとかからないですが、違うときは先ほど言うように負担してください。
上記内容を話すと絶対メーカーだと思いますが、違う可能性あると思いますか?聞かれました。
あんなに自信満々に違うと言っていたのに・・・
主人は成分が分かっても何から出てるかを特定することが大変なんだよと奥様に話していましたが、調べることになりました。
8.第三者機関と自宅へ採取する
白い粉を採取しに行きました。すると、第三者機関はどこですか?と言い、ジップロックに入ったものを見せフロアーの粉を改めて採取しました。
オーナー宅を出て話すと、もっと粉が出ているものだと思っていた。おそらく、建物ではないと思いますよ。と言われ終わりました。
9.リン・硫黄・カリウム・カルシウム
成分表が出ました。オーナー様宅にまず結果を届け、クロス・建具、フロアーメーカーに送り、そして、カーテン・キッチン業者にも送りました。
各業者調べて連絡くださいとお願いしました。
各社、改めて自社の成分表を出してきて違いますとの事でした。
また、成分表をオーナー様に出す際に人体の成分表をお伝えしてきました。
かなり反発していましたが、結果は明白でした。
10.各社の成分表と白い粉の成分表
各社から準備してもらった資料を照らし合わせても、全く似ておらず建物から出たものとは考えられません。
人体から出たものの可能性が高いですが、ほぼ間違いないと思われます。
オーナー様に伝えて先に皮膚の事も伝えていたので主人は素直に、奥様は渋々納得しているようでした。
11.反省と改善
ブログの内容では結構スピーディーに感じますが、時間はかなりかかってます。解決まで半年近くかかりました。
もう少し私も考えて動けば同時に可能性のある業者を集めてスタートしたり、第三者機関の話を早くしたり出来ればここまで時間を取られなかったかもしれません。
半年以上時間を取って結果建物でなかったのであれば私は仕事をしてないということになります。
ですが、今後同様のことが起こった時の対処法としてかなり勉強になりました。
さらにオーナー様は、費用負担に関しては最後まで反発していました。追加調査も話していましたが、調査はもう出来ないと伝えました。やるならご自身で対応してくださいと伝えました。
今後はうまく説得できるようにしていきたいと思います。
皆さんも私と同じようにならないように気を付けてください。