頼まれていたことを忘れる事ってありませんか。でも、それを起きないようにするためにはメモする。そして、毎日見るのか目につくところに記載しないとだめですよね。
そんな当然なこともなく、起こってしまった大クレームです。
1.着工前の住宅設備の打合せが通常より半年早く始まる
施主が農家の方でした。なので繫忙期前に打合せをしたいということで着工の約半年前に住宅設備(キッチン・洗面・浴室・外壁や屋根などの外装含め)の仕様を打合せしました。
2.住宅設備仕様のグレードアップを希望される
打ち合わせの中でキッチン・浴室・トイレ・洗面台のグレードアップを希望され見積もりを依頼されました。それを受けて見積もりを郵送する話をしていました。
3.見積もり依頼をかけっぱなしにしてしまう
打ち合わせが終わり、その日のうちに見積もり依頼を掛けました。普段使わないキッチンのグレードアップだったので結構時間がかかっていました。ですが、届いた内容が違っていたので訂正をかけてそのままになっていたのです。業者も忘れ、私も忘れてしまっていたのです。
4.大工入り直前に資料を見直し思い出す
大工工事直前に資料を見直していると配線打ち合わせをしていないことがわかりました。そして、見積りを提出していないことも思い出したのです。
5.電気配線の日程アポイントを取る
施主に連絡をして日程を決めてました。その際の電話先は普通だっだので勝手にほっとしていました。業者からの見積もりを整理して、打合せ日程までに見積資料を作成しました。
6.配線打ち合わせに見積もりを渡す
配線打ち合わせは奥様中心に話は進み、順調に決まっていました。ですが、主人の態度は少し距離がある対応でした。恐らく私に不信感を既に抱かれていたからです。
打合せが終わり、謝罪をして見積もりを渡しました。大工入り直前だったので2週間以内に決めてくださいと伝えたのでした。
7.見積金額の中身はかなり高額だった
キッチンが通常と違うものを使っていたので、仕入れ値が高く差額で60万円近くの金額差がありました。他の設備は2~3万円くらいでしたが、合わせると80万円近くになっていました。
それを提出は遅いし、早く決めろなんて誰だって怒りますよね。
8.施主から家はもういらない
会社に私宛に連絡が来ました。
“見積もりの金額見ました。これを2週間以内に決めないといけないのですか?”
と聞かれ
“申し訳ありませんがそうです。”
と私は答えました。
その後、施主は感情的になり
“見積もりが遅すぎる。依頼してからさんざん時間があったのに、お金の工面を考える時間も全然なくなっている。妻も楽しみにしていて付けてあげたいけど付けられない状態。それなら家はいらないです。裁判で話付けましょう”
上記内容を電話で話して電話を切られてしましました。
9.経過の報告を全くしていない状態で営業へ報告
完全に私の判断ミスと、怒られたくないという自分勝手な考えから発覚してから経過を報告していませんでした。
その上で、まだ私は怒られたくないを発動します。
始めに、営業へ報告してしまします。あってるようで間違ってますよね。その際に経緯と状況を伝えました。そして、営業から施主へ連絡しました。
“先ほど工事担当者に連絡した内容です。家はいらないです。弁護士から連絡しますので待っててください。”
上記内容でした。
10.経緯の報告をしていない状況で上司へ報告
営業から連絡しても状況は変わりませんでした。
そのまま私の上司へ報告しにいきました。当然、烈火のごとく怒られました。まず、アポイントも関係なく今すぐ謝罪しに行って来い。
こそこそ、営業と話している時間があったら施主に殴られてもいいから行ってくる気概はないのかと言われました。
一緒に営業が来てくれることになり、夜遅かったですが伺わせてもらいました。
11.遅くに玄関先で話させてもらう
真冬で寒い時期でしたが、訪問すると奥様が玄関先を開けてくれました。
主人が会ってくれました。
かなり怒ってらっしゃいましたが、翌日の夕方に私の上司と一度会う時間を貰うことが出来ました。
12.モデルハウスで私や営業の不満を聞く
上司・私・営業・施主の4者でモデルハウスに集まり話をしました。
主に私の対応の遅さ、受け答えが悪い事、そして、営業も今回のことで今までの気になっていた点を指摘されていました。営業の不満点は私が問題を起こしていなければなんでもなかった内容だっだと思います。
はっきりは言いませんでしたが、追加費用の減額もしくは会社で負担してくれないかという事でした。
上司は一度会社に持ち帰らせてくださいと言い終わりました。
13.追加工事金額の会社の半分負担
上司から会社に報告しました。その際に私も金額負担することを前提に、今回出ている追加工事金額の半分の負担を会社で払うこととなりました。なので、会社と施主で折半する形ではなして決着をつけるように言われました。
その後、上司から施主にアポイントをとり改めて施主と打合せする機会を作ってもらいました。
14.半分負担で施主は納得
上司から話してもらい施主は納得しました。奥様は感謝していました。
上司は状況の報告を継続的に確認していきますので、担当は私のままでやらせてくださいといいました。すると主人は今後は内容にしてくださいと納得していただけました。
15.担当を変えなかった理由
打ち合わせが終わった後、上司から言われました。
“施主によっては、今回の件でまた間違えろと考える。なぜなら、また間違えたら何かサービスしろやお金くれって言いやすくなる。だから、より現場の管理は緊張感をもってやらないといけないし業者への徹底周知が必要。いつも以上、それ以上に気を付けて管理してくれ。そして今後このような事が起きないように管理する中で工夫をつかんでくれ”
私の為で考えてくれたことでした。
16.反省と関係改善へ
とにかく資料・見積もりの作製のリミットを自分自身設けるよう手帳に書くようにしました。
2週間以内に発送できるようにしました。
手帳に書けば絶対に見ますし、リミット日の意識づけも都度できます。
今では、スマートフォンのリマインダーを使うようにしています。通知も出るのでいいですよね。
施主とは、ありがたいことに問題後はいい関係を作ることが出来て、引き渡し後も追加工事をいただいたり、お客さんの紹介を貰ったりしています。私が施主のトリガーを引いてしまって会社や上司、営業に迷惑を掛けてしまった申し訳ありませんでしたが、私にとってよい分岐点になりました。反省もそうですが感謝をしています。
皆さんも私の様にならないように、頑張っていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。